●ゴヤの「こだわり」1・・・フィン
goyaボードに付いてくるフィンの特徴は薄い+素材がカーボンであることだ。
だからトップスピードが伸びる。フィン全体がフレックスして水になじむ。
最近G-10素材のフィンが好まれるが、最大厚を13mm程度にしているフィンが多い。
厚いフィンはベース付近が固すぎてフィンのトップ部分しかフレックスしない。
水になじまないしスピードが出ない。

フィンの位置はフィンの一番厚いところが土踏まずの下に来るところにセットする。
横から見るとストラップの幅の2/3くらいがフィンとかぶる。
スピンアウトばかりするなら少し後ろに変える。
曲がりにくさを感じたら少し前に変える。

●ゴヤの「こだわり」2・・・スタンス
goyaボードのストラップビスの間隔は前と後ろで違うことを疑問に思うかもしれない。
これには理由がある。後ろ足の位置は僅かな違いで大きな変化をもたらし、
前足の位置は大きな変更で小さな変化しか現れないからである。
後ろ足の位置は乗り手の技量で決まる。御前崎でWAVEできるレベルなら一番後ろ。
ボトムターン練習中ならセンター。ビギナーなら一番前にセットする。(goyaボードの場合だよ)
どうしても違和感があるなら一つ位置を変えてみるのもいいが、ゴヤを信じてほしい。

前足は体格で決まる。一番前はドイツ人などの大柄な人。
次はゴヤ。次はちょっと小さい人。一番手前はとっても小さい人が使う。

ゴヤはJUMP側のスタンスを狭くすることがある。よりバーチカルに高く舞い上がるためだ。
WAVE側はいじらない。
もしあなたが今よりもバーチカルに波のフェイスを攻めたいならスタンスを一つ狭く試すのもいいだろう。

ジョイントの位置は普通センターよりちょっと手前。ダウンザラインコンディションならセンター。
小波でグリグリ動きたいなら3cmの幅で手前側にチューニングする。

※これらセッティングを変更するときは、一回に一箇所が大原則。
仮に変えた瞬間違和感を感じても徐々に馴染んで以前より快適になるかもしれない。
じっくりテストしよう。

●ゴヤの「こだわり」3・・・ボトム形状
goyaボードは両足の下あたりがダブルコンケーブになっている。
これによって何が変わるのか?両足の真下のセンターがフラットになるのだ。
フラットだから走り出しが良くトップスピードが高い。
逆に、エッジ側には波乗りに必要なロッカーがついていて、レイルを簡単にキープできる。
数年来流行だったVボトムは、センターに強いロッカーがあり、エッジ側はロッカーが弱くなる。
つまりVのためにレイルを入れやすいのだが、エッジ側がセンターよりフラットなので同じ入力では戻されてしまう。
レイルをキープするのが難しい。

●ゴヤの「こだわり」4・・・ノーズよりのエッジ形状
goyaボードのボトムのノーズ寄りにエッジ方向に斜めにカットされた部分がある。
これによりエッジ付近に適切なロッカーを作り、トップターンでノーズが水に入ったときにスムーズに弧を描く。

今回御前崎に持ち込んだカスタムは、この「エッジ」側のロッカーのテスト中で、より滑らかにボトムを作っている。
次のプロダクションでどんな形になるのかは今後のテスト次第だ。

●ゴヤの「こだわり」5・・・ストラップ
ビスをダブルにする人がいる。なぜか?シングルだと緩むからだ。ゴヤはシングルにこだわる。
シングルの方がより足にフィットする。ワッシャーも丸い普通のがBEST。
ストラップはワッシャーで滑って足の形にフィットしビスは緩みにくい。
幅広のワッシャーなんか使ったらダブルと同じだからやめようね。

●ゴヤの「こだわり」6・・・環境保護
goyaボード買ったら3年間乗ってほしい。そのくらいもつように作ってある。
無駄なお金とプラスチックはSAVEして、ウインドするためにお金を使い、ビーチクリーンに心がけよう。
一人が一つゴミを拾うだけで、あなたのビーチは綺麗になり、いつまでもウインドサーファーを迎えてくれる。